U-mic News

代表者である吉田 英憲と、そのほかさまざまな得意分野をもつ中小企業診断士・経営コンサルタント(広島県在住)が、専門知識と経験から得た「役に立つ」情報をまとめたフリー情報紙(企業支援者向け)です。

広島の中小企業診断士による中小企業支援機関向けの情報誌

最新号(2018年3月)

 

経営計画を見返してますか?

 

先日、とあるセミナーで経営計画についてお話しする機会がありました。

 

そもそも経営計画は

①現状分析

②ビジョン・方向性検討

③計数計画

④行動計画

に大別されます。

 

ただし経営計画自体、決まったフォーマットはなく、会社の目的によって①~④の重み付けは異なります。例えば、①の現状分析と②の方向性が中心のフォーマットもあれば、金融機関向けの計画の場合は、計数計画中心のフォーマットを見受けられます。

 

 一方で、経営計画作成はPDCAサイクルでいうと、P(Plan:計画)の段階です。セミナーなどで、過去に作成した経営計画を見ていますか?とお伝えすると、多くの方が「作って以来見ていない」とおっしゃいます。すなわち、PDCAのP(Plan)のままなのです。中には、「作って満足した」という方もいらっしゃいました。D(Do:実行)することもあるかもしれませんが、経営計画を見返していないとなると、C(Check:確認)、A(Action:修正)ができません。

 

 では、なぜ、作成した経営計画を見返さないのでしょう?理由はいくつかあります。1つ挙げると、見返えすために作られていない経営計画だと、見返しても気づきや新しいアイデアが出てこないことがあります。そうなると見ても仕方ないと思い、見なくなってしまいます。特に現状分析・数値計画主体の経営計画などはその傾向が強いと言わざるを得ません。補助金関係の経営計画もその傾向になりがちです。

 

 コンサルティングやセミナーでは、振り返って使える経営計画についてアドバイスしています。PDCAのPのための計画ではなく、DCAができる経営計画について、経営者や経営指導員の方とお話ししながら個別に作成していきます。

 

 みなさんの支援先でも、作っただけの経営計画であれば、振り返ることに意味がある経営計画を検討・修正するのも、フォローアップにおいて大切なことと思います。

 

 

 

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