U-mic News

代表者である吉田 英憲と、そのほかさまざまな得意分野をもつ中小企業診断士・経営コンサルタント(広島県在住)が、専門知識と経験から得た「役に立つ」情報をまとめたフリー情報紙(企業支援者向け)です。

広島の中小企業診断士による中小企業支援機関向けの情報誌

最新号(2018年12月)

 

 

経営者は自分の時間を予約する~経営者のタイムマネジメント(時間管理)~

 

働き方改革の一環で、大手企業・中小企業・自治体などでタイムマネジメントの研修をする機会が増えてきました。勤務時間が限られるなかで、1人1人の時間を有効活用し、生産性を高めていく必要があります。タイムマネジメント研修では自分自身の時間の使い方を振り返り、業務を効率的におこなう技術を習得していきます。

 

このタイムマネジメントの観点で、中小企業の経営者のお話を聞いていると、

 

「日常業務に追われていて、将来のことなど考えられない」

「せっかく経営計画を作ったのに、実行する時間、見直す時間がない」

 

といったお悩みをお伺いすることがあります。そこで今回は、セミナーや個別面談でお伝えした、タイムマネジメントにアドバイスの一部をご紹介したいと思います。

 

1 経営者の時間の使い方こそが経営戦略になる

 「経営者に必要なこととして、会社の将来、会社の戦略を考える」といった話をよく聞かれると思います。タイムマネジメントの観点でいえば、経営者がどんなことに時間を使っているか?、すなわち何を考えているか?、どんな行動をしているか?が戦略を生み、その戦略を実行している事に他なりません。例えば、日常業務に時間の大半を使用している経営者は、既存事業の戦略を遂行しています。また、既存業務をおこないながら、新商品を開発している経営者は、新たな売上アップ・顧客開拓の戦略を実行しています。それゆえに、「経営者の時間の使い方が会社の戦略を決める」という観点で、自分が改めてどんなことに時間を使っているかということを振り返るのは重要なことなのです。

 

2 自分の時間を予約する

 ある経営者から、時間が確保できないとのご相談を頂きました。色々と話を聞いていると、訪問依頼や来客があれば対応する、電話やメールにすぐに反応して、そちらを優先するという状況でした。そこでお伝えしたのが、自分の時間を週1回、予約することをご提案しました。経営者の多くが、他人とのスケジュールを埋めることはありますが、自分から自分のためのスケジュールを埋めることはあまりないようです。その経営者には、自分のための時間に限っては、来客・電話を極力控え、会社のことを考えたり、将来の売上アップのための打ち手を考え、実行したりする時間を確保するようにお伝えしました。

 

 日常業務に追われている経営者の多くが自分の時間を予約しないということがあるようです。ついつい夜に作業したりするなどになっているようですが、一番集中でき生産性が高い時間を見つけ、自分の会社・お店のことを考える時間を確保する方が、結果的によい戦略や行動が生まれると思います。

 

 セミナーや個別相談では他のこともお伝えしていますが、上記の2点を意識するだけでも経営者の時間の使い方、会社の将来が大きく変わると思います。

 

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