福岡・広島の中小企業の経営幹部・管理職の人材育成・社員研修をおこなうヒトサクラボのブログ(2018年11月)

【635】中小企業は「強み」を分解して経営戦略を考える

 

強み・弱み分析やSWOT分析などで
出てくる、強み。
 
「自社の強みは何ですか?」
という問いかけや
「強みを活かす」
というフレーズを
聞いたことがあるかも知れません。
 
経営戦略・経営計画そして知的資産経営のセミナーでも
自社の隠れた強みを掘り起こすなど伝えています。
 
しかし、 現状を分析するときや今後を考える時に
強みというぼやっとした言葉だと、いいところは
たくさんあるのに、損益が改善しないという状況に
なることが多いです。
 
そこで、「強み」を、
 (1) 他社でなく自社がお客様に「選ばれる理由」に関するもの
 (2)売上・利益などに影響する「得意なこと」
 (3)その他の「いいところ」「プラスのこと」
と3つに現時点では分けて考えています。
(1)他社でなく自社がお客様に「選ばれる理由」に関するもの
 例:商品力、接客力など
(2)売上・利益などに影響する「得意なこと」
 例:営業力、コスト管理力
(3)その他の「いいところ」「プラスのこと」
 例:借入が少ない、後継者がいる
 
このように強みを分けることで、
・選ばれる理由に関係するものだけを考える瞬間
・会社の売上・利益などに影響する得意、不得意なことを考える瞬間
など分けて考えることで思考や議論が研ぎ澄まされていきます。
自社分析・経営戦略策定でお手伝いするときに、強みで混乱した場合、
是非、上記の視点で分けて考えてみてください。企業の見方が少し変わるかも知れません。
詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

 


【634】経営計画・事業計画・年間計画の見える化には、ガントチャート式経営計画

 

「見える化」という言葉

ご存じでしょうか?

 

 

「見える化」という表現は

トヨタ自動車による業務の改善活動

で出た言葉で、可視化とも言われます。

 

「見える化」とは、

・会社の実績・進捗状況や

・社員の頭の中に入っていること

を見えるようにする考え方で、

問題が発生したらすぐに解決に

結びつける取り組みです。

 

例えば、

・自分や社員の仕事内容を書き出して見える化したり

・売上だけしか分からなかった数字の内容を見える化したり

・在庫などどこになにがあるかを見える化したり

するなど、です。

 

業種問わず、様々会社にお伺いすると

経営計画・事業計画・年間計画を作成

されている会社があります。

 

 

それらの計画書の中には今年の売上のほか

何年後の自社の売上・利益計画など

数字の見える化されています。

 

しかしながら、その数字をどうやって

達成していくのかという行動計画が

例えば、

・新規開拓をする

・コストダウンを図る

など方針止まりで、行動の見える化ができていません。

 

 

そこで、経営計画の見える化として

ガントチャート式経営計画を

オススメしています。

 

 

目標とした、売上・利益などの数字を

達成するために、何をどう行うべきかという

ことを見えるようにしていきます。

 

 

ガントチャートは通常、

Excelや専用ソフトを使うケースが多いですが、

当社ではパソコンなどは使わず

紙とペンとそして付箋で、

社長単独でもしくはみんなで

考えていきます。

 

綺麗な計画書を作るというよりも、

誰が何をやるべきか、どういうステップで

おこなうべきかを見える化するほうが重要なのです。

 

 

 

具体的に書けば、その後の行動が

スムーズに写すことが出来ます。

 

 

数値目標だけで、行動出来ない方は

ガントチャート式経営計画をオススメします。

 


【633】「組織は戦略に従う」「戦略は組織に従う」~組織と戦略を行ったり来たり~

 

 

「組織は戦略に従う」

 

「戦略は組織に従う」

 

などの著名な経営学者の

言葉があります。

 

「組織は戦略に従う」

はアルフレッド・チャンドラーが

提唱した考え方で、取り得るべき戦略に応じて

組織を変化させるべきという考え方。

 

 

「戦略は組織に従う」

はイゴール・アンゾフが

提唱した考え方で、組織の実態(能力)に応じて

戦略を変化させるべきという考え方。

 

 

中小企業だと、どちらが

フィットするのでしょうか?

 

 

近年の人手不足の状況であれば

「戦略は組織に従う」

ということが、まずは考えやすい

と思います。

 

 

人員数・人材の能力を踏まえて

できる範囲で戦略を考えていくのです。

 

 

しかし、そればかりでは

会社は成長しません。

 

「組織は戦略に従う」

という視点を持ちながら、

会社を成長させるには

 

・どういう人材が必要か?

 

そして、そのためには

・どういう人材育成が必要か?

 

を考えていくのです。

 

 

経営者は常に、

 

 

「組織は戦略に従う」

 

「戦略は組織に従う」

 

を念頭に置きつつ、

 

組織と戦略を行ったり来たりしながら

自分のビジョンとその実現方法を

考えることが大切だと思います。


【632】経営計画書=売上・利益計画(数値計画)とは限らない

 

経営計画書や経営改善計画書の

ご支援の中で一番、重要視されるのが

数値計画。

 

 

提出先が金融機関という場合が多いので、

 ・売上利益計画

 ・返済計画

 ・資金繰り計画

といった数値計画が

検討においても時間を割き、

出来上がった資料の枚数も多くなります。

 

 

しかし、実際はその数字を

どうやって達成するかという

行動計画が重要なのですが、

検討する時間が足らず、

大きな方向性やすぐに数値の効果が

表れるものだけになりがちです。

 

 

そうして、進捗確認やフォローアップしても

その計画がうまくいかないこともあります。

 

 

そこには、数値計画を達成するだけの

行動計画が具体的になっていないから

という側面があります。

 

 

経営計画書には、

様々なフォ-マットが

あります。

 

1 現状分析中心の計画

2 数値計画中心の計画

3 行動計画中心の計画

 

 

ついつい1から検討に入るので

1、2で力尽き3が中途半端に

なってしまうのです。

 

また、2の数値計画中心の計画が

経営計画と思っていらっしゃる方も

少なくはありません。

 

 

計画とは目標を達成するためのもの。

それを見て行動できないと計画ではありません。

 

 

現状分析や数値計画を見て行動計画に

移せるなら問題ありませんが、

それを見て行動できないなら

行動計画の検討が十分に必要かも知れません。

 

 

 


【631】頭の中の整理整頓~情報を受信し整理する~

 

クライアント様にて

5W1H徹底活用の研修

おこなっています。

 

 

第1日目の研修を踏まえて

日常業務で実践したことを

第2日目で振り返って

頂くようにしています。

 

 

とある社員の方は、

今まで漠然と聞いていた指示を、

5W1Hの視点で聞くと

・何が明確になっていて

・何が明確になっていない

を分けて話を聞くことができ、

明確になっていない点を

聞き返すようになった

との感想をいただきました。

 

 

相手の話がいつも情報量が

十分とは限りません。

 

 

そこで、自分の頭の中のタンスに、

どの情報が入って、どの情報が

入っていないのかを確認することが

情報整理と言えます。

 

 

特に仕事の場合では、

情報の受信・発信では

5W1Hがその基本なのです。

 

 

この5W1Hを皮切りに

「分ける」ということを意識して

もらうようにします。

 

 

例えば、

・時間(午前・午後)で分ける

・暫定対策・恒久対策で分ける

・機械・人・方法・材料(4M)で分ける

などです。

 

 

情報を受信・発信するときに、

頭の中の

・どのタンスを使って分けるか?

・そのタンスで十分なのか?

を考えることが仕事力をアップさせる

ポイントなのです。


【630】「2つに分ける」「3つに分ける」ことを習慣にする~分解力を鍛える~

 

前職時代の先輩と

久しぶりに会話している中で

 

どの職場においても

どの職位においても

 

仕事がデキる人の

要素の一つとして

 

「分解力」

 

があることが共通の

認識になりました。

 

 

仕事がデキる方は

 

仕事の段取りでも

口頭のコミュニケーションでも

(受信する・発信する)

報告書や提案書などの活字でも

スケジュールの作成でも

 

 

きちんと内容や項目が

分けて整理されているのです。

 

 

実際当社がおこなっている

幹部社員の育成でも

さまざまな会社の問題解決や

取り組むべき事について

 

 

「分解する」こと

 

 

を意識しながら

人材育成をしています。

 

 

分けることを習慣にするには

すでに分けられたものを

活用することがその一歩です。

 

 

例えば、2つに分けられた例は

 

・意見と事実

 

・目的と手段

 

・原因と結果

 

など

 

3つに分けられた例は

 

・過去・現在・未来

 

・ヒト・モノ・カネ

 

 

・ムリ・ムラ・ムダ

 

 

などです。

 

フレームワークと呼ばれるものは

世の中に多くあり、2つ、3つのほか

4つ、5つ以上に分けたものなども

あります。

 

このように、すでに分けられたものを

活用しながら日々の仕事を進めていく一方で

目の前の出来事やこれから取り組むことを

「自分なりに」分けてみるという訓練を繰り返す

ことをオススメしています。

 

 

この分解することを習慣にすることが

日頃の仕事の進め方や

円滑なコミュニケーションの

レベルアップに繋がっていくのです。


【629】5年後の組織図を考えてみる

 

クライアント様にて、

中長期のビジョンを

お話しすることがあります。

 

 

例えば、5年後に

・売上をどのくらいまで伸ばしたいのか?

・新商品をいくつ出したいのか?

・新規事業を何をしたいのか?

といったことです。

 

 

その時に合わせて、5年後の

組織図を考えてもらうことがあります。

 

 

5年経てば、

社長自身5歳、年をとるだけでなく、

社員の方も5歳、年をとります。

 

 

その時にどういう組織

にしておきたいのか?を考えることで、

そのビジョンがよりリアルになるだけでなく、

そのビジョンに向けた、複数年の取り組みも

明確になります。

 

 

先日もとあるクライアント様の

社長に5年後の組織のイメージを

考えてもらい、そのための人事の

見直しや取り組むべき育成プラン

を考えてもらいました。

 

 

5年後、会社のビジョンを考える中で、

どういう組織図になるのかということを

を考えることは、その組織図に至るための

内部固めの道筋を考えることになるのです。