【101】隠れた前提を知る重要性

 

 

前回、向き合う心得

について、

お伝えしました。

 

 

どんな業務にも

向き合う心得がないと、

期待した働きを

してくれない

ということですね。

 

 

この向き合う心得って

前回もお伝えしたとおり

「隠れた前提」であることが

多いのです。

 

 

 

組織でも「隠れた前提」を

明らかにしていかないと

上手くコミュニケーションが

できません。

 

 

 

このことを伝えるときに

「コップの水」

の話をしています。

 

 

例えば、

コップに水が半分

入っているとします。

 

 

 

当たり前ですが・・・

これって事実ですよね。

 

 

そのときに

ある人が見ると

「水が半分『しか』入っていない」

と言う人がいるかも知れません。

 

また別の方が見れば、

「水が半分『も』入っている」

と言う人がいるかも知れません。

 

この

「しか」と「も」の

違いが「隠れた前提」

なのです。

 

 

お分かりの通り、

「しか」を使う人は

喉が渇いて、水が足りないと思う人

 

 

「も」を使う人は

水を飲みたいとそれほど思っていない人

 

 

その状況の違いが隠れた前提なのです。

 

 

事実は一つですが、

意見は違う。

 

 

社員の意見について、

つい反論したくなることも

あるかも知れません。

 

 

「なぜ、そう思うの?」

「その意見って、どういう思いがある?」

という、隠れた前提を

しっかり話し合うことが

組織として議論する時に

重要なことだと思います。

 

 

これはヒトの思考のあり方や

価値観とも関わってきます。

 

 

一方で、社長自身も自らの

隠れた前提を伝えることも

意識する必要があります。