【108】プロ意識を持つということ

 

先日、地方でタクシー

を利用しました。

 

 

運転手さんは、

地方にいそうな

優しそうなおじさん。

 

 

服装は制服ではなく

普段着で、

これも地方でよく見る

風景ですね。

 

 

運転手さんと

お話ししてみると、

メーカーで研究職を経て

定年退職され、今はお孫さんの

おもちゃのために、

タクシードライバーとして

3年程度働かれているとのこと。

 

 

「お仕事に慣れましたか?」

と聞くと、

「まだまだです」

とのお返事。

 

 

ダッシュボードに

ペン立てがあるのを

ふと見つけて、

「そこにペン立てがあるって

珍しいですね?」

と伺うと、

「実は、本社と車両との無線で

自分への連絡でなくても

分からない地名やお宅があると

すぐメモして、自宅に帰って

調べてるんです」

と、ボロボロの地図を

見せてくれました。

 

 

そこにはたくさんのチェック印。

 

毎日メモして印をつける。

 

おそらく前職の研究職時代の

名残が残っているんだと感じました。

 

 

「お客さんに行先を言われて

『分かりません』は通用しません

からね」

 

 

そこに、ありありと

「プロ意識」

を感じました。

 

 

 

お金をもらっていれば

もう「プロ」なのです。

 

分からないから、

「知りません。

教えてください」

は言えない。

 

 

 

プロ意識

 

 

私自身、意識しているつもりですが、

改めて心に刻み、関わる方に

伝えなければならないフレーズ

だと実感した場面でした。