【121】短期と長期のバランスで伝えるべきコト

 

多くの企業で、

多かれ少なかれ

社員の世代交代が

行われています。

 

そのときに、

業務の引き継ぎなど

一時的な人材の

重複が生まれます。

 

また、

成長している企業では、

将来に向けて、

人材確保・育成が

重要になります。

 

両方とも、

短期的に見れば、それほど必要ないが、

長期的に見れば、重要なことですね。

 

 

この短期的・長期的視点は

世代交代・人材確保に限りません。

 

 

設備投資や販売促進、

そして新商品開発

というビジネスに関わる

さまざまな意思決定を

「短期」と「長期」の

バランスをどう見ているのか?

という点がポイントです。

 

 

短期で考えると、

現在必要以上に人を

雇用するよりも、

利益確保を優先して

しまいがちですが、

 

長期で考えると、

世代交代のため、

成長のために

今実行しておかないと、

現状が延長するだけです・・・

そしてあとあと、

困ってしまう・・・

 

 

組織内のコミュニケーションにおいては

「この短期と長期のバランスを

どう保っていくか?」

「また、そのことを経営幹部・次世代リーダー

に分かってもらえるか」

が大事なわけです。

 

 

そのことを分かってもらわないと、

「社長の考えていることが分からない」

という声が聞こえてきます。

 

 

そのためには、経営者は

 What(何を)するのか?

 (例:人材を採用する)

だけでなく、

 Why(なぜ)

 (例:5年後の組織を見据えて・・・)

ということも伝えることが

重要だと思います。