【195】中小企業の経営幹部・管理者に伝える期待とは(マネジメント研修:その2)

 

前回、研修に参加の際には、

社長・経営者・上司から参加する方に

「何を期待するのか」をお伝えして

参加されるとより効果が上がる

ということをお伝えしました。

 

 

 

その期待としては

次の2つに分けられると考えます。

 

それは

 

 

(1)研修で得られる知識・ノウハウ

 

 

(2)研修で変化する発言・行動

 

 

 

です。

 

(1)研修で得られる知識・ノウハウについては、

 

法律・会計などような専門的な研修であり、

参加する経営幹部・管理者は

何を習得すべきなのかをある程度、

理解しているケースが多いです。

 

 

一方で、

(2)研修で変化する発言・行動については、

 

マネジメント研修のような研修であり、

知識を学ぶだけでなく、それをどう実務に

落とし込むが、専門的な研修より難しい

と考えます。

 

 

その落とし込み具合の結果として、

経営幹部・管理者の発言・行動が

変わっていくことになります。

 

 

そこで、マネジメント研修に参加される場合、

社長・経営者が経営幹部・管理者に

 

・深く分析・思考できるようになって欲しいのか?

 

・メンバーのタスクの管理ができるようになってほしいのか?

 

・メンバーとのチームワークを良くして欲しいのか?

 

・前例にとらわれず、新しい発想を身に付けて欲しいのか?

 

といった期待をお伝えすることが重要です。

 

 

上記の4つは、

ハーマンモデルの考え方に

準じたものです。

 

 

 

誰しも、思考のクセがあり、

ポジションが上がると、

これまでと違ったスキルとマインド

が求められます。

 

 

その前提となる、

思考のクセを見つめ直し

自分の許容範囲を広げる意識を

まず持つことが重要です。

 

 

でなければ、

マネジメント研修を

受講したとしても、

何を自分が成長すれば良いのか?

分からないまま受講すること

になってしまいます。

 

 

まずは社長・経営者から

期待を添えることが

マネジメント研修の参加の

第一歩と思うのです。