【196】中小企業の経営幹部・管理者に不足している思考とは(マネジメント研修:その3)

 

前回、ハーマンモデルの考え方を

使って、経営幹部・管理者への

期待を伝える事をお話ししました。

 

 

今回はハーマンモデル

についてお伝えします。

 

ハーマンモデルでは、

人間には利き手・利き耳があるように

脳にも利き脳というものがあるという考え方です。

 

その利き脳、すなわち思考の好みを

4パターンに分けています。

 

それが前回お伝えした、以下の4つです。

 

【A】理性タイプ:深く分析・思考したい

 

【B】堅実タイプ:メンバーのタスクの管理したい

 

【C】人情タイプ:メンバーとのチームワークを良くしたい

 

【D】冒険タイプ:前例にとらわれず、新しい発想をしたい

 

 

これらを見て、中には、

いくつも当てはまる方も

いらっしゃるかも知れませんが、

何かの物事を見た時に【A】~【D】の

どれにまず感じるかという診断です。

 

 

最初に感じたタイプで

人は物事を捉えたり、

考えたりしまいがちなのです。

 

 

だからこそ、経営者・社長からは

他のタイプで、すなわち別の視点で

物事を捉えて欲しいと期待するワケです。

 

 

例えば、

人情タイプで経験を積んだ人は

分析タイプの要素も身に付けて欲しいなどです。

 

 

そのようなことを踏まえながら、

マネジメント研修を受講すると

より効果が増すと考えています。

 

 

一方で、このハーマンモデルでは

人間の複雑の思考を4つに分けているので、

やや強引という印象も持たれる方も事実です。

 

ということもあり、当社では

 ・自分を知る

 ・他人を知る

あくまで初期分析ということで

ご提案しております。

 

より細かい分析を希望される企業様には

iWAM(アイワム)をご提案することもございます。

 

 

話を戻して、

 

経営幹部・管理者が

・自身の好きな思考パターン、

 そして

・あまり意識しない思考パターン

を理解することが

自分の役割認識・成長において

重要なポイントだと考えます。