【283】現状分析において、強みの発掘がもたらす4つのメリット

 

経営計画策定などで

前半部分に出て来る

「現状分析」

 

 

この現状分析で

「強み」「弱み」を掘り起こす

ということは聞かれたことが

あるかも知れません。

 

「現状分析」と言われたら

何となく納得してしまうのですが、

その意味合いをより十分に

知って置いた方が実施する側も

現状分析に取り組む意味合いが

少し変わってきます。

 

 

当社では

現状分析で強みを掘り起こすメリットを

次の4つに分けてお伝えしています。

 

 

1 将来の戦略策定のため

2 新たに創る強みの候補出し

3 社内の軸づくり

4   新たな情報発信

 

1 今後の戦略策定のため

 これはよく言われていることで

 将来の戦略策定のために、

 今の強みを掘り起こそう。

 そして、その強みを活かした

 戦略を策定しようというものです。

 

 ただし、前回お伝えしたように、

 強みだけでは戦略は策定できません。

 ポジショニングがあって、

 成立するのです。

 

 

2 新たに創る強みの候補出し 

 現状分析では「強み」だけでなく 

 「弱み」も考えていくことがあります。

 それと相まって、今後自社の強みに

 した方が良い項目が出てきます。

 「候補」としたのは、戦略を策定して

 初めて強みにするかどうかが決まるので

 あくまで候補としています。

 

3 社内の軸づくり 

 実はこの強みの共有ができていない

 会社も中にはあります。社長は強みと思っていても

 次世代のリーダーは強みと思っていない。

 そういう強みの共有が社内でのしっかりとした軸

 になっていきます。

 「この強みなくしては当社がお客様から選ばれないんだ」

 「この強みこそが先輩社員が築き上げたものなんだ」

 という会話が出て来るようになり、

 何を大事にしていくかが、共通化していきます。

 

 

4 新たな情報発信

 強みを掘り起こすことで、

 お客様が知ってそうで知らなかった

 自社の強みが出てきます。

 1の戦略策定や3の軸づくりとも関連しますが

 お客様への発信の仕方を変えることで

 新たな顧客獲得につながります。

 

 

このように説明すると、現状分析の

次のステップまで説明した部分もありますが、

現状分析という言葉でで終わらせるのは

もったいないと思っています。