【651】中小企業の経営計画の作り方は、目的により4つのバランスが変わる

 

中小企業の経営計画のコンサルティング

をしている中で、経営計画という言葉でも、

人によって受け止め方が異なることを感じています。

 

それは経営計画の記載内容が

 

・現状分析

 

・経営方針

 

・数値計画

 

・行動計画

 

 

・どこを重点を置いているか?

 

・どこに重点をおいた計画を見てきたのか?

 

について、経営者が経営計画に対する捉え方が

 

異なると思います。

 

 

経営計画の作成する目的はさまざまです。

 

例えば、

金融機関からの資金調達など組織外部に向けた

経営計画であれば、

・現状分析

・数値計画

といった内容が前面に出てきます。

 

 

一方で、

自分の考え方や進むべき道を整理したい

社内の士気を高めていくなど組織内部に向けた

経営計画であれば、

・経営方針

・行動計画

といった内容が前面に出てきます。

 

 

経営コンサルティングをしていくなかで

経営計画をまず作ろうというきっかけは、

実は組織外部に向けた経営計画が多いような印象です。

 

 

となると、

 

経営計画=外部に見せる=数値計画

 

という理解でいらっしゃる経営者は

多いのです。

 

実際、外部向けの経営計画を社員に見せても、

自分はなにをすればよいのか?

分からないかも知れません。

 

 

逆に、組織に内部に展開する経営計画を

組織外部に開示しても、外部の方にとっては

自分たちに必要な情報がないということもあります。

 

 

だからこそ

・経営計画の作る目的は?

・経営計画は、誰に見せるか?

によって、

 

・現状分析

 

・経営方針

 

・数値計画

 

・行動計画

 

のバランスが大きく変わってくるのです。