【675】部門目標の設定には部分最適と全体最適から考える

社員数が多くなると、営業課や生産課など

部門が生まれます。会社によっては

複数の課が集まって、営業部や生産部

などの部となっているところもあります。

 

 

部門別の目標設定においては、

その部門として重要な目標を設定を

していきます。

 

 

営業課なら、売上目標

生産課なら、加工高や不良率

などです。

 

 

その目標設定の際には

 

(1)当初は自部門にとって重要なことを考えていきますが、

(2)設定の最後にはその目標が会社全体にとってどうかを

 再確認してもらいます。

 

 

(1)の視点は、部分最適の視点

(2)の視点は、全体最適の視点

です。

 

 

部署の責任者は、自分の部署の都合を

優先的に考えてしまいがちです。

責任者としては、当たり前ですが、

将来の幹部候補としては、もう一段上の

視点で会社を見てもらいたいと思います。

 

 

そこで、自分の部署の都合という部分最適から

会社全体の都合という全体最適に視点を高めて

もらいたいのです。

 

 

とあるコンサルティング先でも、

部門目標設定の場において、全体最適の視点で

考えて直して、当初の目標に一部修正を加えてもらいました。

 

 

一部門の責任者でありながら、自部門の目標だけでなく

会社全体の目標について考えてもらうことで、

視野が広がり、視点が高まったような発言を頂きました。

 

 

誰しも陥りがちな「部分最適」から

それを経営者のように「全体最適」に

意識を変えることが経営幹部・管理職には

必要だと思うのです。