【684】中小企業の社長や経営者の仕事とは

 

コンサルティング先のとある会社の

後継者から

「社長や経営者の仕事とは

 どのようなものですか?」

という質問がありました。

 

私自身いろんな経営者とお付き合いしていますが、

経営者によって、仕事の内容は様々というのが正直な感想です。

 

営業の最前線で営業を一生懸命頑張ってる社長もいれば、

現場で、ものづくりをしたり商品開発をしている社長もいらっしゃいます。

 

 

社長・経営者の仕事を分けて考えてみると

次のようなものがあると思います。

 

 

(1)思考・判断系

 ・会社の将来、組織・人の「これから」を考える

 ・会社のお金・数字(損益見通し・投資・資金繰り・資金調達)を考える

 ・会社の仕組みや制度を考える

 ・稟議書や提案を判断する

 

(2)対人系(社内・社外)

 ・社外の人と面会する(商談・会合など)

 ・社内の会議などに参加する

 ・社員に指示・面談する

 ・社員を育成する

 

(3)現場観察系

 ・現場を見たり、現場応援したり、営業同行し

  情報収集や気づきを得る

 

(4)学び・発見・開発系

 ・社外の視察や交流、セミナーなどで学び・発見する

 ・自社商品・サービスを開発する

 

(5)実務系

 ・自ら現場で営業・接客、仕入、製造など売上・利益貢献する

 ・書類やメール作成などの事務作業をおこなう

 ・経営分析・経理業務・給与計算などの経営管理的な業務をおこなう

 

改めて書き出すと、会社の規模、業界によって

社長・経営者という肩書きでもずいぶんおこなっている仕事は異なり、

(1)から(5)のバランスを本人なりにバランスをとりながら

社長・経営者は仕事をしているのだと思います。

 

「社長・経営者が何に時間を使っているか、何を考えているか」が

経営戦略につながっていくとセミナーやコンサルティングでお伝えしています。

 

経営者・後継者の方はは改めて自分の仕事を上記に当てはめて

・(1)~(5)のバランスが適正なのか?

・他にやるべき仕事はないのか?

・任せた方がいい仕事、やめるべき仕事はないのか?

と考えてみるのもよいことかも知れません。