【713】「問いかける」ことで、部下が育つ~中小企業の人材育成術~(3)

 

前々回より、部下育成のための問いかけについて、

ご紹介しています。

 

 

 

当社では

 

・質問

 

・問いかける

 

ということの違いを

当社なりに整理しています。

 

 

質問は、質問する人が、質問した人が

知りたいからおこなうもの。

 

問いかけは、問いかける人が、問いかけられた人に

考えてもらいたいからおこなうもの。

 

 

つまり、

 

質問は、自分中心。

 

問いかけは、相手中心。

 

という意味合いで使っています。

 

問いかける視点は

・過去

・現在

・未来

という3つの時間軸

 

・自分

・上司・部下

・顧客

という立場軸

 

・現状肯定

・現状否定(改善・改革)

という肯定・否定軸

などがあります。

 

 

この視点を活用しながら、

部下に問いかけをしていきます。

 

 

ただし、部下の受信力の問題もあるので、

問いかけレベルも簡単なもの、高度なものまで

様々なのです。

 

 

例えば、時間軸が将来を考えてもらうと、

部下にとっては、そこまで考えたことが

ないかも知れません。

 

なので、相手に合わせた問いかけを

おこなう発信力も重要なのです。

 

スポーツのトレーニングなども

自分に合えば、成長しますし、

自分に合わなければ、ケガをしたりもしますね。

 

 

それと同じように、

良い問いかけは、思考の幅を広げますし、

良くない問いかけは、思考を停止させます。

 

相手に合わせた問いかけを考えることが

部下の潜在能力を伸ばす上で重要なことなのです。