【635】中小企業は「強み」を分解して経営戦略を考える

 

強み・弱み分析やSWOT分析などで
出てくる、強み。
 
「自社の強みは何ですか?」
という問いかけや
「強みを活かす」
というフレーズを
聞いたことがあるかも知れません。
 
経営戦略・経営計画そして知的資産経営のセミナーでも
自社の隠れた強みを掘り起こすなど伝えています。
 
しかし、 現状を分析するときや今後を考える時に
強みというぼやっとした言葉だと、いいところは
たくさんあるのに、損益が改善しないという状況に
なることが多いです。
 
そこで、「強み」を、
 (1) 他社でなく自社がお客様に「選ばれる理由」に関するもの
 (2)売上・利益などに影響する「得意なこと」
 (3)その他の「いいところ」「プラスのこと」
と3つに現時点では分けて考えています。
(1)他社でなく自社がお客様に「選ばれる理由」に関するもの
 例:商品力、接客力など
(2)売上・利益などに影響する「得意なこと」
 例:営業力、コスト管理力
(3)その他の「いいところ」「プラスのこと」
 例:借入が少ない、後継者がいる
 
このように強みを分けることで、
・選ばれる理由に関係するものだけを考える瞬間
・会社の売上・利益などに影響する得意、不得意なことを考える瞬間
など分けて考えることで思考や議論が研ぎ澄まされていきます。
自社分析・経営戦略策定でお手伝いするときに、強みで混乱した場合、
是非、上記の視点で分けて考えてみてください。企業の見方が少し変わるかも知れません。
詳しくはこちらのコラムをご覧ください。