【652】中小企業の経営計画の作り方は、箇条書きの経営方針・施策だけでは、行動まで結びつかない

 

中小企業の経営計画のコンサルティングをしている中で、

経営計画という言葉は、人によって受け止め方が異なることを感じています。

 

それは経営計画に決まった型や内容はないというのが理由です。

 

経営者や経営幹部がこれまでに見た経営計画の記載内容が

 

・現状分析(過去を振り返る)

 

・方針主体(スローガン)

 

・数値計画(損益計画)

 

・行動計画(これから何をするか)

 

のどこに重点を置いた計画書を見てきたのかによって、

人によって経営計画の意味合いが異なっているのです。

 

話は逸れますが、

食べ物(味噌汁)でも、車でも、スーツでも

細かく見ればいろいろな種類があるように、

経営計画も、ただ1つではありません。

 

 上記に挙げた、

・現状分析主体だと、外部に過去(成果・反省)を説明するための経営計画

・数値計画主体だと、外部に資金調達をお願いするための経営計画

などがよく見受けられます。

 

一方で内部に向けた経営計画として、 方針主体の経営計画を見ることがあります。

 

例えば、

 

・新規顧客の開拓

 

・利益率が高い商品の販売に力を入れる

 

・原価を下げる

 

といった箇条書きの経営方針・施策です。スローガンとも言ってもいいかも知れません。

スローガンであるため、作成する側(経営者・役職者)も作成しやすく、

また社員の方にとっても、スローガンを見て、聞いて

 ・分かりやすい

 ・記憶に残りやすい

というメリットがあります。

 

しかし、デメリットとしてすべての人が

・箇条書きの経営方針・施策

をだけを見て活動できる訳ではありません。

 

例えば、新規顧客の開拓といっても、

何から手をつけて良いのか分からない社員もいると思います。

実はそういう社員が多いのも、過去に関わった企業で感じています。

 

そのため、経営方針・施策を発表した経営者・役職者が

胸に秘めている 

・狙い

・行動の内容・手順

・スケジュール(スピード感)

が十分に伝わらないことがあります。

 

 

そこで、

 

箇条書きの経営方針・施策

 

を実行に移していくためには

行動計画として具体化することが重要なのです。

 

当社では、ガントチャート式経営計画を使って、具体化していきます。

ガントチャートとはシステム開発や建築の現場でよく使われる工程表です。

以下のような、イメージで、どこかで見かけたことがあるかも知れません。

 

 

このガントチャートでは、

「何を」「いつ」「誰が」「何を」「どの水準まで」「どうする」

という5W1Hの視点で行動を具体化してきます。

 

こうすることで、経営者の想い・ビジョンが社員に伝わる

経営計画になると考えています。

 

なお、当社ではこのガントチャートの考え方を活用し、 Excelや専用ソフトを使わず、

ガントチャートの考え方を活かした計画を紙とペン、そして付箋で作成しています。

それは、誰でも簡単に、手軽に、スピーディーでできるといった観点でご提案しています。

 

 

経営計画には、決まったものはありません。

 

しかし、目標や成果は行動をおこなうことでしか達成できないと思います。

ガントチャート式経営計画では、行動に重きを置いた計画を作成のお手伝いをしています。