福岡・広島の中小企業の経営幹部・管理職の人材育成・社員研修をおこなうヒトサクラボのブログ(2019年2月)

【661】中小企業のバランススコアカード(BSC)の活用は4つの視点の枠組みだけ利用する

 

これまで中小企業にとっての

バランススコアカードの

メリット・デメリットを

お伝えして参りました。

 

 

当社はバランススコアカードの4つの視点

 

 

(1)売上と利益

 

(2)お客様

 

(3)仕事の仕方

 

(4)人と組織

 

 

は、中小企業が家業から企業へ

成長と遂げる中で大変重要な考え方です。

 

 

しかし、中小企業で戦略マップ・スコアカード

を活用するとメリットよりもデメリットが出てくる

場合が多いのです。

 

 

 

そこで当社では、

戦略マップ・スコアカードをありきで考えずに

4つの視点を中心に会社の取り組み項目を

考えることをオススメしています。

 

 

例えば、

 

(1)売上と利益のために何をすべきか?

 

(2)お客様のために何をすべきか?

 

(3)仕事の仕方の改善するために何をすべきか?

 

(4)人と組織を成長するために何をすべきか?

 

 

をそれぞれ考えながら、取り組み項目を書きだし、

そして時には戦略マップの観点で上下に関連付けながら、

時にはスコアカード的に、目標値を設定することもあります。

 

バランススコアカードの4つの視点の因果関係を意識し過ぎない

ことをオススメしています。

 

つまり、4つの視点が主で、戦略マップ・スコアカードはサブ

のイメージです。

 

そこで考えた取り組むテーマをガントチャート式経営計画に落として

PDCAを回していくという流れで活用しています。

 

 

バランススコアカードは道具です。

 

道具に振り回されず、適切な場面で、

使えるところだけ道具を使うという考え方で

コンサルティングをおこなっています。

 


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【660】中小企業にとってのバランススコアカード(BSC)のメリットでありデメリットとは(3)~KPIに囚われる~

 

当社では、中小企業に向けたバランススコアカードの

導入のご支援をしております。

 

 

しかし、書籍に書いてあるようなバランススコアカードの

導入手法では、中小企業では上手くいかないケースが多いため、

当社オリジナルの要素を付け加えて、コンサルティングをしています。

 

 

それは

 

バランススコアカードのメリットであり

デメリットがあるため

 

と考えています。

 

前回は戦略マップのシンプルさと論理性の

メリットでありデメリットをお伝えしました。

 

今回はスコアカードです。

 

バランススコアカードは

 

・戦略マップという図

・スコアカードという表

 

で表されます。

 

 

特にスコアカードによるKPI(key performance indicator )管理は

日本の大手企業、行政等で数多く導入されています。

 

 

「測定できないものは管理できない」

と言われます。

 

 

そこで、KPIによる目標数値管理が

ぴったりなのです。

 

 

KPI管理では、4つの視点の成功要因に

対してそれぞれ目標と目標値を設定します。

 

・売上や利益

・お客さま満足度

・納期遵守率

・資格者数

 

などです。

 

特に売上や利益を中心とした財務のKPIの

チェックが中心だった中小企業にとっては

KPI管理も珍しい考え方でした。

 

 

このようなKPIを複数設定し、

コントロールしていくのですが、

中小企業であれば次のような場面

に直面することがあります。

 

(1)数値目標に慣れていない

(2)KPI達成以外の取り組みもある

 

(1)については、そもそも数値管理に

慣れていない中小企業が見受けられます。

その中で、数多くのKPIを導入すると

社員の方が混乱することがあります。

なので、初めのうちはKPIを絞って

運用することをオススメしています。

 

(2)については、戦略マップで

お伝えしたことも関連しますが、

KPIは成功要因に対して設定するので

成功要因以外については当然ながら

KPIを設定しません。

 

そのため、成功要因以外の取り組み

については、漏れや抜けが発生します。

そのため、KPIだけを追いかけていても、

十分な成果の把握ができなくなってしまいます。

 

 

スコアカードのKPIはバランススコアカードの

大きなメリットの1つですが、中小企業では

運用面などでは、デメリットが前面に出ることが多いのです。

 

 次回は、当社なりの活用の考え方をお伝えします。

 


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【659】中小企業にとってのバランススコアカード(BSC)のメリットでありデメリットとは(2)~戦略マップの論理性~

 

当社では、中小企業に向けたバランススコアカードの

導入のご支援をしております。

 

 

しかし、書籍に書いてあるようなバランススコアカードの

導入手法では、中小企業では上手くいかないケースが多いため、

当社オリジナルの要素を付け加えて、コンサルティングをしています。

 

 

それは

 

バランススコアカードのメリットであり

デメリットがあるため

 

と考えています。

 

 

 

前回、戦略マップという図のシンプルさがメリットであるのに

実務で大事なことが漏れてしまうデメリットをお伝えしました。

 

 

今回も戦略マップです。

 

 

戦略マップでは、4つの視点で様々な成功要因を

論理的につながていくことを特徴にしています。

 

 

その4つの視点とは

 

「財務の視線・顧客の視点・業務プロセスの視点・学習と成長の視点」

という言葉が一般的です。

 

しかし、当社では理解しやすいように、親しみやすいように、

 

(1)売上と利益…財務

 

(2)お客様…顧客

 

(3)仕事の仕方…業務プロセス

 

(4)人と組織…学習と成長

 

という言葉で置き換えて説明しています。 

 

 

その4つの視点で論理的につないでいくと

 

(1)目標とする売上・利益はどのくらいを目指すのか?

 

(2)目標とする売上・利益を獲得にするには、

お客様にどうやって

・選ばれる理由を作り

・PRやリピーター作り

を行っていくのか?

 

(3)(4)その為にはどのような

・仕事の仕方をして

・人と組織

を変えていくのか?

 

 

という形で(1)~(4)へ下りながら考え、

そして実行は下から上へおこない実現させていきます。

 

 

研修やコンサルティングでは、

ホワイトボードや模造紙など大きく書ける場所を使い、

幹部社員など複数で意見を出し合いながら(1)~(4)を考えつつ、

将来についての取り組みを「見える化」していくのです。

 

 

この4つの視点を基本に論理的思考を繰り返すことで、

経営者・経営幹部・社員の間で共通認識ができ、

  目標を実現するための筋の良いシナリオを

作っていくことができます。

 

 

この戦略マップでの戦略討議は、経営幹部の論理思考力を

アップさせるというのは重要なのですが、

その一方で、ロジック(論理)から外れた重要成功要因は

抜けてしまうというデメリットがあります。

特に最終の売上・利益と結びつきが強いものだけが残り、

結びつきがそれほど強くないものは、戦略マップの

シンプルさ故、削除されてしまいます。

 

 

それが前回お伝えしたをした「実務」では重要な部分もあり、

ひょっとしたら、売上・利益だけでなく他の項目と結びつきが弱い

成功要因も存在します。

 

論理を強く意識して戦略マップを作ろうとすればするほど、

ロジックに縛られてしまうこともあります。

 

ロジックというメリットがデメリットにもなってしまうのです。

次回はKPI(重要業績指標)についてのお伝えしたいと思います。

 


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【658】中小企業にとってのバランススコアカード(BSC)のメリットでありデメリットとは(1)~戦略マップのシンプルさ~

 

当社では、中小企業に向けたバランススコアカードの

導入のご支援をしております。

 

しかし、書籍に書いてあるようなバランススコアカードの

導入手法では、中小企業では上手くいかないケースが多いため、

当社オリジナルの要素を付け加えて、コンサルティングをしています。

 

 

それは

 

バランススコアカードのメリットであり

デメリットがあるため

 

と考えています。

 

 

バランススコアカードが日本に紹介されたのは

もう10年以上も前になります。

一時期は多くの企業・団体で導入されましたが、

最近ではそれほど導入事例等を聞かなくなりました。

バランススコアカード全体ではなく、スコアカードに

記載されている「KPIマネジメント」は浸透したように思います。

 

 

 

そこで当社が考えるバランススコアカード

メリットでありデメリットをお伝えしたいと思います。

 

バランススコアカードは戦略マップとスコアカードから

成り立ちます。今回は戦略マップです。

 

戦略マップはバランススコアカードの4つの視点から

成功要因を結びつけた図です。

 

様々な成功要因が結びついているので、

しっかり戦略が展開されているはずなのですが、

実務で使っていると、他にもやるべきことは残っている

ということに気づきます。

 

例えば、在庫圧縮だったり、リスクマネジメントだったりです。

 

そうすると、戦略マップ単体では、抜け漏れが発生するので、

バランススコアカードでは経営計画は成り立たなくなります。

 

そして無理に入れようとすると、

強引かつ複雑な戦略マップになってしまう。

 

 

戦略マップという図のシンプルさがメリットであるのに

一方、実務で大事なことが漏れてしまうデメリットがあります。

 

当社でも、コンサルティングをしながら

そういう矛盾に気づきました。

 

次回もこの戦略マップのメリットであり

デメリットをお伝えしたいと思います。 

 


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【657】仕事の基本「分ける」~フレームワークに依存せず自ら分けて考える~

 

当社では、経営幹部人材をはじめ

新入社員、管理職など幅広い

人材育成をおこなっています。

 

 

そこで感じるのは、どの業界問わず、

仕事がデキていらっしゃる方は、

幅広い視野で物事を考え、

スムーズかつ着実に行動しています。

 

そのコツの1つとして

思考・行動・計画などが

「分けられている」

 

ということが挙げられます。

 

「分かる」(理解する)とは、

「分ける」(分解・分類する)

 

という教育における考えがあります。

 

 

仕事をおこなう時にも、「分ける」

という考え方は大切な考え方で

仕事の基本の1つです。

 

どんなものに分けているかと言えば

 

・情報(時系列・種類)

・発言(事実と意見)

・活動・アクション(相手・状況/優先順位)

・思考・視点(複数の見方)

・業務・手順(業務の段取り)

・時間・スケジュール(TODOリスト、長期スケジュール)

・役割(立場の違い、それぞれの仕事のゴール)

・問題が発生した原因(1つに決めつけず複数の視点で)

 

などです。

 

「分ける」ということを意識的・無意識的にしていらっしゃる

ビジネスパーソンは上記を「分けて」考えて、行動していらっしゃいます。

 

 

フレームワークを憶えること、使いこなすことは

悪いことではありませんが、万能ではありません。

 

 

大事なことはフレームワークも「分けられた優秀例の1つ」と認識し、

目の前の状況や取り組むべき事を自ら「分ける」ということ

重要です。そこにフレームワークが使えることもあれば、

それほど役に立たないこともあるのです。

 

 

いろんなフレームワークを暗記するのではなく、

「分けて」「考える」というシンプルな

考え方で仕事力は上がっていきます。

 


【656】仕組みがあるからこそ異常に気づくことが出来る

 

仕組み作りコンサルティングでは

その会社にとっての必要な仕組みを

経営者・社員の方と一緒になって

つくっていきます。

 

 

業務の流れを整理したり、

数値などの見える化をしたり、

様々な取り組みをおこなっています。

 

 

仕組み作りのメリットとしては

・社員の方が迷わずにスムーズ仕事ができる

のほか、

・異常に気づくことができる

ということがあります。

 

仕組みがないと、見えにくかった

異常が見えることがあります。

 

例えば、

・在庫の過不足

・経費の異常値

・商談の進度

・売上の予測

・トラブルの事前察知

・経営計画の進捗状況

などです。

 

仕組みでがんじがらめになる

必要はありませんが、

・社員にとって

・顧客にとって

・会社にとって

どんな仕組みが必要なのかを

クライアント企業の経営者・社員の方

と一緒に考えています。

 

事業承継や、家業から企業へ変わっていく

企業においては、仕組み化が企業の経営課題

になることがあります。

 

 

一部の方の、経験と勘でやってきたことを

仕組みとして、異常に気付けるようにしていくのです。


【655】問題解決では「なぜ」ではなく「どうやって」も考える

問題解決をする時に、

「なぜを繰り返す」

などのフレーズがあります。

 

 

その問題は

・なぜ、おこなったのか?

・どういう背景で、おこなったのか?

という原因分析、要因分析を

おこないます。

 

 

この原因分析、要因分析は

重要なプロセスですが、

時として、「犯人捜し」

になってしまいかねません。

 

 

なので、

「ヒト」ではなく「コト」

に目を向けることが重要です。

 

 

例えば、何らかのミスを

「なぜ」を分析して

誰かのせいにするのではなく、

誰でもできるようにするには、

「どうやって」やればいいのか?

 

 

「なぜ」で煮詰まりそうな場合は

「どうやって」に転換することも

改善策を導き出すには重要です。