【683】中小企業におけるSWOT分析の落とし穴

 

 

最近、読んだ本の中で、

山田英夫氏が書いた

 

「ビジネス・フレームワークの落とし穴」

 

があります。

 

 

本書は、PEST分析、SWOT分析、

ポジショニングなどのフレームワークを

使うときのまさに「落とし穴」について

書かれています。

 

 

中小企業のコンサルティングでも、

SWOT分析を見かけることが多いです。

 

 

そこでは、SWOT分析のことを

次のように記してます

 

 

「やりたい人の主観を、客観的に見せるための

 フレームワーク」

 

 

これを聞いて、「?」と思った方も

多いんじゃないでしょうか。

分析だから客観的な答が出るんじゃないの?

という見方も多いかも知れません。

 

 

しかし、私自身、SWOT分析は

「やりたい人の主観を、客観的に見せるための

 フレームワーク」になるものだと思っています。

 

 

 

それは、答え(その人が考えている戦略)を元に、

社内のこと、社内のことを

「強み・弱み・機会・脅威」に

振り分けていることが散見されるからです。

 

 

例えば、自社にある機械を有効活用するなら

強みに、「自社に多種多様な機械がある」と

記載されることになります。

 

一方で、機械が活用されてない現実を指摘するなら

弱みに、「自社に顧客ニーズに合わない機械が多くある」と

記載されることになります。

 

 

実際、私自身、過去にクライアントや他のコンサルタントと

SWOT分析をおこなうときにこういう経験に何度となく

陥ってしまいました。

 

 

SWOT分析で「事実」を記載したと思っていても

個人の「意見」(その人が考えている戦略や論理の前提)が

つい乗ってしまうのです。

 

 

本書でも、

「強みは弱み、機会は脅威と裏腹」

と指摘しています。

 

 

そういう落とし穴があるということを

踏まえるとSWOT分析は

「やりたい人の主観を、客観的に見せるための

 フレームワーク」になってしまう

という危険性があります。

 

 

そこで、当社ではSWOT分析をほとんど使いません。

 

使ったとしても、さらっと程度で、むしろ3C分析や

以下のコラムにあるように、強みと思われることを3つ

に分けて整理して、今後の戦略を考えることが多いです。

 

 

SWOT分析を定番ツールと思わず、1つの道具として

活用することをオススメします。

 

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